5月の終わりに出たけど7月号…。月刊!スピリッツ7月号。おかざき先生の表紙、今書店に並んでいます。『きまじめ姫と文房具王子』も載せていただいてます♪

今回は消しゴムというか、消しもの文具のお話になります。

私自身、消しゴムが好きで集めてます。

使うのはコレと決まったものしかあまり使いませんが、素敵な消しゴムを飾っておくのが好きで、見た目が気に入ったらぼんぼんと買ってしまいます。

特に半透明の消しゴムが好みで、見かけたら古い物でも買いたくなります。(半透明といえば、リサーレの半透明(シャーベットカラー)は再販して定番化してほしいです。)

『消しゴムの日』について作中でふれてますが、プラスチック消しゴムを世界でいち早く製品化した日本のSEEDさんへのリスペクトの気持ちを込めて、作中の『魔法の消しゴム』はSEEDのレーダーにしました。SEEDのレーダーは父が家で使っていた記憶が強いです。ケースをはずすと消しゴムにも商品ロゴがプリントしてあったなあ…と記憶があります。なぜかデザインから外国のメーカーの消しゴムだと小さい頃はずっと思っていました。

そのSEEDさんが初めて作ったプラ消しが、P-101という商品で、本で見たのですが半透明のキュービーロップ(キャンディー)みたいな色したかわいい消しゴムだったと思います。マニアの人はきっと持ってるんだと思いますが、私は持ってません。一度、古いものを取り扱っているお店のネットで売っているのをみたのですが、うかうかしてる間に瞬く間に売れてしまっていました。大失態です。半透明の消しゴムが好きなのは、その幻影を追っているのかも知れません(笑)

今はデジタル原稿ですが、アナログ原稿だったときは、今よりもっとシビアに消しゴムを選んでました。

アイシーという漫画描いてる人ならだれでも知ってるスクリーントーンとか作ってるメーカーさんから出してるESTOって消しゴムが、軽い力で消せてとてもお気に入りでした。

字を消すのと違ってB4の原稿用紙に描かれた下絵全体を消すので、かなり広範囲だったので手もつらい上、消しゴムの消費量もはんぱなかったです。いつも箱売りを買ってました。そういえば、トーン削った後の削りかすをとるのもアイシーさんの練り消しも使ってました。

そうそう、トーンと言えば、今回盛大なトーン抜けがあり、血の気が引きました。あんなに何度も見直したはずなのに…。本になったら必ずなおします。

次号8月号の原稿も終わっています。その頃には本格的な夏になりますね。季節の移り変わりはほんとに早いですね。

あっ、前回のブログで言ってた万年筆、買ってしまいました(*^-^*)最高です。

今発売中の月刊!スピリッツ6月号にて、きまじめ姫と文房具王子、連載しております。第二話です。

前回の続きで万年筆のお話になります。

 

 

6月号詳細 http://spi-net.jp/monthly.html

 

万年筆詳しい人なら、当然ご存知のお話なんじゃないかと思いますが、ペリカンの万年筆のどうしてペリカンのマークになったかの由来的な話に触れてます。

人から人へ、譲り渡るほど長い間使える文房具って万年筆以外、あんまりないんじゃないかと思います。(あ、ハサミとかもそうかな…)前に使ってたのは誰なんだろう、どういう経路でここにあるんだろう、古い万年筆を見ると、そんなことを考えてワクワクします。万年筆にかぎらず、古い物にすべて言えるかな。

どうしても始まりの話は万年筆にしたくて、二転三転ありましたが、ようやくかけたお話でした。

かの子は最初のネームではメガネをかけてたりして、今のビジュアルよりもっときまじめ女子でした。

万年筆を扱う人たちの雰囲気を知りたくてフルハルターさんとか、ユーロボックスさんとかに取材をさせてもらったりしました。

 

文房具、特に万年筆の世界は、相当なマニアの方が多いと思うので、そういった方たちにはものたりないかもしれませんが、私が万年筆素敵だな、って思った入り口はこんな感じの世界でしたので、形になってよかったです。

 

万年筆…そんなに本数要らない、と思いつつ、今、一個めちゃくちゃほしいやつがあって、ちょこちょこ見にいっては生存確認してるw

まだ売り切れてないんだけど、も、もしかして私を待ってるんじゃないかと勘違いしてしまうんですよね…。

あとちょっと我慢してそれでもまだあったら、運命だと思って手に入れたいと思います(笑)

 

連載も始まったので、ウェブサイトもリニューアルしました!

連載中の「きまじめ姫と文房具王子」共々今後ともよろしくお願いいたします。

過去のブログはこちらでまだ読んでいただけます。

 

藤原嗚呼子