ばたばたしてしばらくブログを更新できていませんでした。
月刊!スピリッツ4月号発売中です。全号お休みでしたが『きまじめ姫と文房具王子』載ってます。
前号の3月号と続いてカッターのお話でした。前回はカッターの持つイメージのようなものをストーリーにしたかったのですが、今回は今使っているカッターナイフってどうやってできたのかというオルファさんの有名な話を交えたお話になってます。
今回は、文房具研究会の中の部長と副部長にスポットが当たった回なので、いつものかの子が軸の中心のお話とは違います。
少しずつ、研究会のメンバーの内部事情などを描いていけたらなあと思っています。
私は凛子みたいに、まったく気づかれないまま影で人を支えるような事ができるほどできた人間じゃないので、
タイプが違い過ぎて描くのに難儀しました。
私が大変お世話になったカッターは、高校の時のデッサンの時間に鉛筆を削るために使っていたカッターと、
もう一つは、漫画をアナログで描いていたときにトーンを切るために使ってたカッター。
自分にとって意外と縁の深い文房具かもしれないです。
表紙のNTのデザインカッターは、私がトーンを使っていたときに使っていたカッターです。ほぼトーンを切るとき専用のカッターだったので、かなり長い間使っておらず、キャップを開けると刃がさび付いていてなんだか申し訳ない気持ちになりました。
替え刃もたくさん買っていましたが、それもほとんど錆びちゃっていました。
今考えるとトーンをアナログで貼るのは大変な作業でした。貼るだけじゃなくて削ったりもするので、机が切り屑や削りかすでめちゃくちゃ汚くなってました。小さく切り取ったトーンをカッターでちょっとめくって取ろうと思ったら、跳ね返って飛んできて目の中にはいったり…くつ下の裏にトーン貼りついてたりなんてこともあるあるでした…(笑)